(経済)

1) チリの株式市場
この上半期は2.7%の損失で終了し、2002年以来最悪のスタートとなりました。もっともラテンアメリカの中では最も少ない損失でした。ラ・ポラールに象徴される小売業界の下落が影響しています。
その他の経済指標では銅は再び高値の4.2ドル、為替は1ドル467ペソと順調です。

2) チリ経済は過去5ヶ月継続して6%以上の成長を続けています。極めて順調ですね。大蔵大臣はチリは中国ではないから、こんな高い成長率がいつまでも続くわけは無いとコメントしています。これは2012年の予想数字がこれまでのように高くないので、警告しているわけでしょうね、

3) ラ・ポラール問題
しかし毎週、話題になりますね、この百貨店の問題が。この百貨店に未払い金があるお客さんが、テレビのカメラの前で、「この不祥事の後、彼らは金利や、徴収コストを下げてきて、今までの私が払わなければならないとされた200万ペソの未払い金が70万ペソに下がりました」
良かったですねと言うべきか、良くそんなに騙し取られていたものですねと言うべきか。その会社を首になった元社員が、会社の業績は良くなっていると上司から言われれば、自分たちのやっていることが不法とか非条理などとは考えもよらなかったとコメントしていました。
政府で各社のクレヂット状況をチェックする機関の役割は全く機能していないわけですね。
不動産購入の貸付のときの金利も、この百貨店と同じように不正のかたまりなのでしょうか?。それなら、そのうち銀行にも飛び火しますね。