(政治)

1) 与野党の戦い
5月21日の恒例の政府年間行書発表を前に、野党はすべての法案に反対する姿勢を示しています。つまり前年の政府発表の政治方針に前進がないことを訴えるためですが、なんでも是非があってしかるべきで、すべてに反対では子どものレベルではないでしょうか?
現在、チリ政界でもっとも話題視されているのはコダマ問題でしょう。先ごろ辞任したマッテ元住宅大臣を国会に呼ぶことも考えられているようですが、住宅省(の誰か)とコダマがグルになって国庫から金を引き出そうとしていたのなら大スキャンダルになりますね。5月21日のピニェラの演説の中でこれがどのような形で出てくるか注目されますね。

2) 文部省関連
学校生徒のマリワナ使用を15%縮小すると政府は発表。これは(日本式でいうと) 中2から高3までの学生の中で14万6千人といわれるマリワナ使用者数を下げる計画。
また現在チリでもっとも深刻な教育問題としていじめ問題がありますが、それをコントロールするための法律が準備されています。その中にはいじめを抑えられない学校への罰金制度も考えられている由。