(経済)

1) 国別安定指数
今週発表のこのランキングでチリは昨年より順位を上げ、なんと世界でもっとも安定している(危険性の少ない)ランキングでトップ10に入りました。9位がドイツ、11位はオーストラリアですからね。日本はチリより下です。もちろんラテンアメリカではトップ。ブラジルは27位。アルゼンチンは60位です。とにかく国の負債が極めて少ないのが高い評価を受ける原因になっているようです。

2) 月例経済動向の2月の数字が発表されましたが、なんと7.2%アップ、2月の数字としてこれは過去15年間で最高とか。好調維持ですね。漁業と運輸部門が大きく伸びているらしい。第1四半期は9%アップまで行きそうとか。地震の影響で昨年の3月は落ち込みましたが、その後4月から継続してチリ経済は好調を維持しています。今週の最後は少し落ちましたが、株式市場も好調維持しています。

3) 3月の消費者物価指数は0.8%と異例の高さになりました。今まで0.1%くらいの推移だったのですが、3月は極端に上がりました。(昨年の3月は大地震の影響があって0.1%しか上がっていません)通年(これまでの12ヶ月)では3.4%の上昇です。

4) 自動車の販売台数
2011年の第1四半期の新車販売数は8万台を越え、前年対比48%のアップでした。もちろん昨年のこの時期は大地震で誰も新車を買う気にはならなかった頃ですが、いぜれにしてもそれ以降、毎期、数字を上げているわけで、チリの消費が順調と言うのが確認されますね。