チリの風  その416  11年3月21日―27日

木曜日、地震のため、留学を中止した娘が帰国しました。飛行場に家族そろって出迎えに。紙に大きく娘の名前を書いて頭の上にかざしていました。そして出てきた娘に飛びついて。
金曜日、サンティアゴ動物園を訪問、公園ダイレクター・動物園園長などと面談。彼らの訪日についての話し合いでしたが、ここでも地震がそれを実施困難な状況に導いています。
被災者救済のための基金集めの演奏会を土曜日、ロス・ドミニコス公園で実施。ラス・コンデス区役所から場所の使用許可を前日に受け、演奏は1時間でしたが、ばっちりでした。既にこのメンバーと3回合同練習をし、かなり気心も分かってきましたので、それぞれの顔を見ながら演奏を楽しみました。たくさんの人が日本の被災者への援助を私たちに託しました。ありがとう。
その後、サッカー教室。私はさすがに疲労困憊でした。もちろん子どもとプレーする喜びのほうが大きいですが。
日曜日はマラソン練習。泣いても笑っても本番まで今週が最後の練習。山口、村田、森、津田親子と私の6人で走りました。毎年本番前には記録も上がり心身ともに高揚してくるのですが、今年はアカン。最後の練習も87分と、昨年の75分より大幅にダウン。少なくとも本番で完走したいです。
突然、訃報が入りました。マラソン練習の後、昼食を食べ終わった頃です。アンデス会の福田さん。まだわずか69歳の若さ。あわてて教会の遺体安置室にむかい、彼の尊顔を拝しました。そのうちまた彼とどこかで会えるのでしょう。さようなら。