(一般)

1) 今週の話題になったのはエクアドル人の逮捕問題。何で逮捕されたかが問題ですが、彼はモネダ宮殿の前のアラメダ通りを赤信号で渡ったため。チリに来た人は誰でも分かりますが、チリ人は信号を守りません。(私もそれに関してはチリ人)  じゃ何故彼は逮捕され、手錠をかけられ多くの警官に連行されて警察のパトカーに入れられたのか?
テレビのニュースでは彼が黒人だったので差別されたとしています。政府のナンバー2のヒンスピーテルが政府は人種差別は認めないと発言しました。ニュースに信号を守らないでたくさんのチリ人がアラメダ通りを渡っているのが映りました。ついでペルー人も同じように逮捕され、やっぱり外人いじめかな?

2) ついで話題になったのはチリの児童生徒の身体的問題です。学力テストは毎年世界レベルのテストを実施していますが、今回、その類の体力テストが実施されました。その結果・・・なんとチリの子供は10人中9人が世界の平均的な基礎体力を持っていないことが分かりました。中途半端な数字じゃないですね。ほとんど全員。さらに半数近くのこともが肥満体質で、その数字は貧困層に向かうほど増加しています。つまり両親は自分の子どもの食べ物・スポーツのいずれにもまったく関心がないわけですね。
しかし政府は何をしているのかな?こんな数字が出てしまったら。これも普段なら話題になりそうですが、地震の問題で消えました。

3) 新聞にサンティアゴ文化遺産として30ほどの建物が紹介されました。じゃ、それを見に行こうと木曜日、半日かけて39の建物のうち34を見ました。もちろんほとんど全部の建物はかって訪問したものです。その内の一つ、モネダ宮殿なんか、その前のビルでかって10年ほど働きました。
地図の誤り、名称の誤りなども見つけました。この記事を書いた記者がちゃんと歩いてないことが分かりますね。

4) 夏時間の延長
今のところ、夏時間は4月2日までとなっています。まずい、その次の日(3日)にサンティアゴラソンがあるのです。身体の調子に影響が・・・・
このままではチリの電力が不足するのは目に見えていて、夏時間の延長は小手先の業。水力、火力発電に加え原子力発電所の建設も視野に入ってきたようですが、この地震で可能性は消えましたね。先日、人気のゴルベル大臣は欧州を訪問し、原子力発電所の視察をおこなっていますが。

5)カラヂマ神父問題
 チリの司法で無罪、バチカンの判定で有罪となった彼の青少年への性的暴行事件はまだチリの裁判所に戻っていませんが、バチカンで有罪になったことから、彼を無罪として庇ってきたカトリック司祭が窮地に立たされています。その内の一人アルテガはカトリカ大学副学長の任務を辞任しました。
ところでチリの裁判所はこの件、どうするのかな?      

6)各国の人気調査
BBCの発表ですが、世界各国で人気のある国を調査したところドイツ、イギリスなどが好かれていることが分かったとか。日本もかなり上位にランクされています。チリでの数字では、人気のある国の順位はブラジル、欧州連合、日本でした。アメリカより上と言うのが面白いですね。
観光地としての調査ではチリは世界の真ん中くらい。57位でした。ラテンアメリカではメキシコ(43)、コスタリカ(44)、ブラジル(52)などが入っています。