(一般)

1) 雨が降りましたね
1975年以来でもっとも強いと言われるラ・ニーニャ現象でチリ中央部には5月まで雨は(ほとんど)降らないといわれていましたが、今週やっと雨が降りました。パロマダムの場合は7億5000万M3の水を保有していましたが、それが現在わずか1億9500万M3しかないとか。そのように水不足で農家が苦しんでいる状況だから雨は喜ばれるはずですが、ビーチの海水浴客には歓迎されなかったようです。
ところで最北端のアリカ地方で、大雨から大きな水害が出ています。ボリビアの冬と言われる現象ですが、毎年、夏の終わりに川の氾濫から水害が見られます。

2) 地震がありました。金曜日と土曜日。専門家の話ではそれは昨年2月の大地震の余震だそうですが、第8州の市民は慌てふためき、再度、大地震かと街頭に飛び出し、海岸地方の人は山に向かって駆け上ったとか。リヒテルで6.9の大きさだったらしい。その後に35回も余震が続きました。サンティゴアはそれほどひどい揺れはなく、私はほとんど感じませんでした。

3) アリカのカーニバル
隣国ペルーとボリビアのグループも参加して大騒ぎ。道を締め切ってそこでグループが演奏と踊りを繰り広げます。ノルチーナと言いますが北部の音楽(と踊り)は感じいいですね。チリのクエッカよりずっと心に入ってきます。アリカのほかにもイキケほか数箇所でこのカーニバルが繰り広げられます。

4) トランサンティアゴ
先週地下鉄5号線が終点をマイプまで伸ばしました。これで全線合計が100キロを越え、ラテンアメリカではメキシコについて2位になりました。まだまだ伸びますね。しかし4年目を迎えたこの公共運輸システムですが、赤字が毎年拡大し乗客のクレームもなくならず政府にとって頭の痛い問題です。今月中にまた値上げがあるそうです。4年前、当初13%の未払い乗客があったのが昨年はそれが20%まで上昇。金を払わないでバスに乗る客って多いですね。土曜日、学校のサッカー教室の帰りにバスに乗ったら、乗客の3分の1は払わないで乗りました。運転手はまったく何も言いません???