(経済)

1) ドルの値上げ
あれほどペソに対して弱かったドルが、中銀の介入後急速に回復。今週は一時1ドル500ペソになりました。しかしやはりそれは一時的な動きだったようで、ペソはジリジリと力を出し最後は490ペソで締めました。
このドルの上昇でガソリン価格が急上昇。もちろん為替の問題だけでなく原油高も影響しているのでしょうが。これに対して一般ドライバーから強いクレームはまだ出ていません。
サンティアゴの株式市場は急に弱くなり、先週の5000ポイントから4930ポイントまで落ち込んでいます。
しかし銅の価格は相変わらずの高値で、このため銅鉱山は政府要請のロイヤリティ税を受ける動きが見られ、民間ナンバー1のエスコンディーダ鉱山を所有するBHPはこの新税を承認し支払いを約束。これで国営のコデルコとあわせると新税の60%は確定しました。その他の大手、中小も追随するでしょうね。    2010年から2012年までは利益によって4―9%。これが2013年から2017年は現行の5%に戻ると言うのがローヤリティ税方式。1ポンド3.5ドルの値が続けば、従来の税金の他にこの税により20億ドルほどになるらしい。すごい財源ですね。