(一般)

1) テレトン
集まったお金は200億ペソ以上。最後のほうにルクシックグループは10億ペソの寄付をしましたが、元気な会社が多いと献金があがり目標達成が簡単になりますね。庶民が持ってくる5千ペソ寄金なんか何万人集まってもそこまで行きませんから。
同じ時期に行われたメキシコの募金活動と同じ額が集まったとチリの主催者は喜んでいます。メキシコはチリよりずっと人口が多いですからね。確かにチリ人はこうしたお祭りが好きです。

2) 20年ほど前、グスマン国会議員を暗殺した事件で留置されている犯人を野党側の国会議員が多数、釈放要求をしていましたが、最高裁は留置の継続を選び、釈放になりませんでした。またコロンビアのFARCと関係があるとされた共産党の党員は証拠不自由で留置所から出され自宅で留め置きの措置になりました。


3) OECDの発表ではチリは中流階級が国の49%を占めるとなっています。この数字はウルグアイ、メキシコに告ぐラテンアメリカ3位の数字で、着実に貧困層が減少し、日々の生活に困らない層が増えているわけです。
またラチノバロメトロの数字ではラテンアメリカ諸国で、それまで失業問題が最も重要な課題とされていたのに、今年初めて犯罪の増加が市民の憂える課題のトップになりました。べネスエラの様に国民の大半が犯罪を恐れている異様な国以外でも市民の安全は重要課題になっています。
それからどの国がリーダーかとの問いにはダントツでブラジルがあがっています。またどの国の首脳がその職務にふさわしいかの問いに1位、オバマ、2位ルラ・ダ・シルバ(ブラジル)、3位にフアン・カルロス(スペイン国王)が入っています。ピニェラは18人中の12位とあまり高く評価されていないようです。

4) イースター島の問題
マプチェの反乱と同じように今週、イースター島で島民対警察の争いが起こり多数の負傷者を出しました。これは島民の一部が島の土地の所有権を要求して政府の建物に篭もったため、警察が司法の指示で排除にあたり双方に負傷者が出たもの。もちろん、この問題は継続ですね。