(政治)

1) 外遊好きのピニェラの次の仕事はアジアですね。韓国と日本へ。APECの大会、どんな内容になるのでしょう。それから日本での日智経済委員会で彼は何かスピーチをするそうですね。欧州の旅で英語、フランス語、ドイツ語を話していましたからね、日本語も少しは分かるかな?
しかしチリが自由貿易協定を世界中と結ぼうとしているのに、日本はTPPですか、環太平洋グループの協定もいやがっているようですね。過去数十年、相も変わらず農業・農業と主張しているだけでは世界から孤立化してしまい生きていけないと思うけれど、大丈夫、日本?ピニェラに戦略を聞いたほうが良いのではないでしょうか。今週発表のフォーブスによる世界に影響を与える人間の番付でピニェラは世界51位に入りましたからね。チリのサッカーのレベルより少し下でしょうけれど。
彼はエクアドルのコレア大統領と一緒に今週末、南極旅行を楽しむはずでしたが、気候の関係で上空を飛んだだけ。この招待は領海問題の対ペルー戦にエクアドルが協力してほしいと言うことでしょうか?コレアはベネズエラのチャべス、ボリビアのモラレスと組んでいますから、ピニェラとは主義主張はかなり違いますが、上手く友好関係が保たれているみたいです。

2) ピニェラと彼の政権が国民の支持を受けているという数字は今週の意見調査でも確認されましたが、政府の弱点は地震の被災地で、応急用住宅の建設がまだ十分に確保されていないと言う点でした。これについて内閣広報担当官が、建設大臣に「コミュニケーションに問題があるのか、政府にそれに関した詳しい数字が届かない」とコメントしたところ、当の大臣は「建設省のウェッブサイトを見てもらえれば、ちゃんと出ていますよ」と、軽くあしらい、政府の中でコミュニケーションが無いことを暴露しました。ピニェラはその建設大臣と現場を訪問し、「政府はこの問題が解決するまで1分も休みは取りません」と発表。先の鉱山の落盤事故の現場でも同じコメントをしていますが・・・。