(政治)

1) カトリックの大聖堂で毎年9月18日に実施されるテ・デム式典でサンティアゴ大司教は各界代表を前にマプチェ問題を取り上げ、解決に向けて努力するよう訴えました。しかしこの問題は政治問題から社会問題化してきて、このまま放置できなくなっています。刑務所でハンガーストを実施している多くのマプチェはトラックや家屋に放火するなどして逮捕されていますが、その行動の是非を問うのではなくマプチェの要求をどうするかに問題が絞られています。

2) 国会で鉱山会社にかけるローヤリティ法案が可決されました。これは先の地震被害の復旧費用を鉱山会社に出してもらうよう図る時限法案で野党の中でもこれに賛成する議員が出て、意見の違いが存在することを示しました。最も期間限定法案なので、その後、新税法を継続するか廃棄にするかでもめるでしょうね。

3) バチェレットに新しい仕事。
バチェレット前大統領は国連の女性担当セクションの長として、少なくとも2年はニューヨークで働くことになりました。
2014年の大統領選挙の野党側の最大候補たる彼女が外国駐在では、統一候補として盛り上がりませんが、これがどう影響するか4年後が楽しみです。