(政治)

1) 鉱山事故
もう2週間になりますが、まだ生き埋め労働者の救出が出来ません。救出用の機械の最新鋭のものが豪州とアメリカから着きましたが、被災者のところに到着できるのにはまだ時間がかかりそう。従ってたとえ、救出グループが炭鉱内に入れても、生きて救出できるのは33名中の数名になるのでしょうね。
ピニェラは今週3度も現地に向かい、家族と面会しています。
このマインのオーナーは多額の借金を抱え、未払い人のブラックリストにその名前が掲載されています。この事故の救出費用がさらに彼の負債に加わるでしょう。同鉱山は永久に閉鎖されるでしょうから、負債だけが残り、これ以上このマインは利益を生み出しません。生き埋め労働者だけでなく、このオーナーも生死をかけた戦いの最中でしょうね。

2) 爆弾事件
チリで今まで多く起こっていた爆弾事件の容疑者が数名逮捕されました。首謀者と見られる男は既に爆弾事件で逮捕、刑務所入りをしており、ラゴス政権のときに恩赦で釈放されて出てきて再度同じ騒ぎに関連しているらしい。もちろんそれは偶然ではなく、アナーキーと言われるそのグループは現在の社会体制をすべて破壊したいとしているわけでしょうね。
彼らの活動資金がどこから来たか究明中で、一部の口座は金の出し入れが差し止めになっています。彼らのグループが起こしたと見られる爆弾事件は20数箇所らしい。

3) 恒例の人気調査
今回の調査ではピニェラを支持するのは45%でした。州別では彼を支持するとしたのは地震で大きな被害を受けた8州で58%でした。彼の行動を現地の人は認めているのですね。また収入別では高所得層が69%の支持、低所得層は42%と大きな差が出ています。