(経済)

1) しかしチリ経済は順調ですね。いつも同じなので読者のみなさんは驚きもしないでしょうが、株式市場が毎週最高記録を更新しています。4000ポイントが目標だった時期を軽く超え、今週は4326ポイントまで上がっています。つまりチリの株に投資していれば毎月懐が暖かくなるわけです。今年に入ってダウジョーンズは3%のマイナス、日経は12%、上海は23%と全部マイナスですが、チリは何と20%のアップですからね。あの大地震の後、この数字はチリに住んでいても不思議です。すごい!
銅の値段も上がってきて今週はポンド3.2ドルでした。もちろんこの価格がチリの経済を支えているわけですよね。

2) 生産性の向上
過去5年間下がってきていたチリ経済の生産性はここに来て初めて若干ながら前年をしのぐことになりそうです。昨年の数字を0.5%か1%アップするらしい。
90年前半のエイルウィンの時代は2.4%アップ。フレイ政権時は1.6%。ラゴスは0.1%のアップ。バチェレットは逆に1.6%のダウンでした。

3) 車の販売が絶好調
今年に入って新車の販売は12万5千台。前年対比何と89%アップ。ほぼ倍増ですね。中古車もそれほどの伸びはありませんが32万台を記録して過去最高とか。チリ人の車好きと景気の回復の証拠でしょうね。
それでも今年のチリの経済成長率予想は4.3%と南米の諸国の中では低位置ですが、何と2011年の成長は6%が見込まれ、これは南米トップとか。最も来年のことを言うと鬼が笑うという諺もありますが。

4) 車だけでなく、ランチレ航空も好調で、現在所有の機首は96機ですが、それを何と2016年に206機に増加する計画を発表しました。しかし商売の上手い会社ですね。私はいつもランチリを使っていますが、食事のひどさには驚きます。大体食事は出ませんね。以前は国内線でも長距離ならちゃんと食事が出ていたのに、いまは小さなクッキーの入った箱が渡されるだけ。ボリビアからチリに戻るとき、まずイキケまででそれが1箱。その後サンティアゴまでにもう一箱。スチュワーデスにあまりにもひどいのではとクレームしたら本社にメールを入れてくださいと言われた???経費削減の鬼のような会社ですね。