(一般)

1) 今週の一番の話題は皆既日食でしょうね。なにしろイースター島に4千人の旅行者が押しかけ、そのほとんどは外国人らしいが、日曜日の4分半の皆既日食を待ちました。
その日の新聞の時事漫画ですが、モアイ同士が話をしていて、「今日は観光客がさっぱりこないな」と言うともうひとつが「ワールドカップ・サッカーの決勝戦皆既日食を見てるんだろ」言えてる?

2) 冬休みが始まり、子供たちは雪山でスキー・スノーボードを楽しんでいます。スキーが出来なくても山に来てくださいと宣伝にありました。山の斜面を大型タイヤのチューブに乗ってすべるとか、山の間に張られた鉄線に身体を結んですべるとか、一番簡単なのは張られたロープの上を歩くとか時代は変わってきています。
もちろん温水プールも人気があります。
チリ北部のチラナのお祭りもこの時期ですが、今年は20万人の人出が予想されています。イキケから70キロほど内陸部に入ったところにあり、音楽と踊りが有名。チリ北部のそれはチリ中央部などのクエッカではなくボリビアやペルーと共通するものです。

3) 最近、話題になっているカトリック関係者の幼児性的暴行事件ですが、調査の対象になっているカラディマ神父の所属する教会関係者に彼がひそかに金を渡していることが明らかになりました。訴えている側は事件の真相を知っている人間を黙らされるため金を渡したとしていますが、彼の弁護士は信仰の問題としています。まぁそのうちはっきりするでしょう。

4) サンティアゴの公共運送はトランサンティアゴと呼ばれますが、開業後3年間慢性的な赤字で悩んでいます。新聞の発表では一番極端な例は「バスを3回、地下鉄を1回乗っても480ペソ(約80円)しか支払われない」ですが、この場合、政府は1594ペソのコストなので1114ペソの赤字です。地下鉄かバスだけ乗って乗継がない場合は黒字です。じゃ乗り継ぎを3回も認める現行方式を変え1回だけ有効にすればほとんど問題解決ですね。今のように毎月値上げをするよりその方がすっきりするのでは?

5) 今週サンティアゴは雨が多く降り、水害に苦しみましたが、週末アイセン地区で大雪になり、一部では3メートルも降りました。酪農関係者は動物が生き延びられるか心配しています。雪が続いて交通が遮断されれば動物・家畜だけでなく人間にも被害が出るはずです。

6) ピニェラが打ち出したサンティアゴのマポチョ川を遊覧船で観光する計画が進んできました。サンティアゴ西部をベースにして20ヘクタールの湖、緑地帯、そして運動施設、レストランなどを建築するらしい。水をせき止めるのはゴムに空気を入れて膨らませる方式で、かなり以前からダムの建設に使用されています。当初に必要な財源は2千万ドルとか。金は出るかな?いつ完成するのかな?

7) サクラ公園
日本人会と商工会議所が合同でサンティアゴのプロビデンシア区にサクラの苗木200本を寄付しましたが、それが航空公園(地下鉄サルバドール駅近く)に植樹されこの土曜日に開園式がありました。何年かするとその公園は春になるとサクラの花が咲き乱れるわけですね。サンティアゴ名物になるでしょう。すばらしい企画でしたね、これは。