(一般)

1) 児童生徒の学力テスト(シンセの結果発表)
学力テストの結果が発表されましたが、あまりガンバしい数字でなく心配されています。それは理解できますが、新聞に、じゃどの学校が一番効率が良いかと言うランクが発表されました。効率って?そのシンセの得点を授業料で割るものです。つまり安い授業料で高い得点を上げた学校が効率が良いことになります。しかしサンティアゴのある有名校は授業料は高いのに得点はそこそこでした。やっぱり父兄の間からいろんな声が上がるでしょうね。来年度の入学試験に影響が出るかも?
それから国語(スペイン語)では女子が優位に立っており、数学では男子生徒が上になっていますが、2005年から毎年その差が開いています。面白い結果ですね。この学力テストの総評として、点数と上げるポイントは1、生徒の努力、2、先生の資格、3、学校の総合力としています。

2) ピノチェット問題
彼がニュースの舞台から姿を消して時間がたちましたが、久しぶりに話題になりました。彼の残した財産の大半がどこから来たのか分からない不正資産というものです。まぁ大量の金が行方不明になっているのは前から分かっていることでしょうが。

3) 今週の世界的な話題はイスラエル軍ガザ地区への援助物資運搬船の争いですが、
その時、イスラエル側に逮捕されたパレスチーナ援助部隊の中に一人のチリ人が入っていました。彼女の父親は社会党員で1981年に軍の秘密警察に暗殺され、彼女は8歳のとき母親とスウェーデンに渡ったというもの。その背景から彼女がパレスチーノを抑圧されていると見て、それを助ける側にたつのは理解できますね。ところで世界の世論を敵にするイスラエルの行動は自殺的に思えますが、それを動かしている勢力があるわけですね。中近東の緊張を増強するのが、彼らにとっては有利なのでしょうが、こうして継続的に政治不安を作り出すのは見事なものです(?)

4)パキスタン青年
アメリカ大使館に爆薬の粉末を持ち込んだ疑いで逮捕されたパキスタン人が一時釈放され、再度逮捕され、今週再度釈放されました。良く分かりませんね。何が起こっているのか。何かつかめるかと逮捕したが、何もつかめなかった。それで仕方なく釈放したが、再度怪しい動きが見えたので再逮捕したが、テロ組織との関連が確認が出来ない。まぁこうでしょうが、これだけ検察・警察が動いて何を確認できないなら無罪に決まっていますね。科学が発展していますから、電話・メールで彼が誰と連絡を取っていたかなんて直ぐに確認できるはず。それが出来ないのなら彼は無罪ですよ。パキスタン人とかイスラム教と言うことで犯罪に加担していると見るのは無理でしょうね。

5)サンティアゴを分ける線
南米にはナスカ地層と南米地層が並んで走っていますが、その南米地層の中で中央層とアンデス層がぶつかっています。そしてその境界線(サン・ラモン線と言われますが)がサンティアゴを二つに分けています。ビタクラからプエンテ・アルトの間の7の区を通過していますが、私の住むアパートのすぐ近くも通過しています。危なかった!そんなん知らんかったもん。大地震があればその境界線にそって大きな動きがあるのでしょうね。