(経済)

1) 世界経済にかげりが見えてきました。欧州の危機はハンガリーに飛び火。
このまま進めばどうなる? さらにアメリカも失業率の拡大が避けられない状況で、世界同時危機、2年前の世界危機に続く第2次の恐怖がすぐそこのようです。今週金曜日の世界の株式市場はそのハンガリー、スペイン、アメリカなどが3%も落としたのを筆頭に、ほぼ全市場で下がりました。5月の数字ではチリは若干プラスに終わりましたが、これは世界第9位の素晴らしい数字でした。チリ経済が欧州危機の影響をもろに受けなかったことを証明しています。さらに2010年通算で中国やスペインはマイナス22%、フランスは11%、ブラジルは10%、日本は9%とすべてマイナスで株式市場の不調は明白です。その中でチリはまだプラス7%ですから、チリ経済が安定していることを示しています(いつまで、もつのかな) 
で、専門家は投資は短期のものに限定すること、エウロはやめドルを買うことを薦めています。最も思い切った勝負をかけるのなら、中国への投資か。ジャンクボンドと言われる極端に評価の低い社債に投資するべしとしています。そんなんに投資をして大損こいても私は知りませんよ。

2) チリの頼みの綱の銅の価格が再度3ドルを割りました。すると行き場のない投資家はドルに目をむけ、ここ最近ずっとドルの値段が上がっています。今週、日本行きの航空券を買いましたが、ペソが弱いので随分高いものにつきました。1ドル500ペソの時代から比べると540ペソの今は8%アップです。ドルだって弱いはずなのに・・・。                           原油の価格が下がっていますから、チリのガソリン価格も下がっています。今週30ペソほど下がりました。これで6月の物価上昇率は予想より低く0.1%になるかもしれないとか。

3) 9月の建国記念週間の祝日追加
9月17日 (金)と20日 (月)を追加で休みにしたいそうですが、生産性に影響するし・・どうなるかな?

4) 基本賃金の改定
2009年の基本賃金は16万5千ペソですが、これをどうするか現在委員会で検討中です。90年代の初めは毎年20%ほども上昇していましたが、2001年からはほとんど年間5%ほどの上昇です。もちろんこれは物価上昇率と関連しています。