チリの風  その369  10年4月19日―25日

コンセプシオンに仕事で行ってきました。あのM8.8の地震から約2ヶ月たちましたね。実は阪神地震のときも2ヶ月後に訪日して、神戸を訪ねています。(私は神戸出身で、今も両親は神戸に住んでいます)ちょうど同じ時期の訪問になりましたが、震度のずっと大きかったコンセプシオンの方が震災の痕は少ないように見えました。コロネルなどの隣町に行くにはビオ・ビオ川を渡ななければいけませんが、かかっていた3つの橋の内、一つだけ通行可能で他の二つはまったく通れません。で、交通渋滞がひどく、交通規制をしていますが、それでも朝晩は時間がかかります。
現地の人の話で、地震の被害はすごかったが、それより困ったのは同じ地域住民の略奪行為で、こんなに悲しい(恥ずかしい)ことはないとしています。2ヶ月たった今でもその行為が残っています。地震で崩壊寸前になった高層アパートは立ち入り禁止になっていますが、中には家財道具一式が残されています。そこに夜中に泥棒が入るわけです。危険は分かるけれど、階ごとに分けて住民の入館を認め、家財道具を運び出させるのが自然と思いますがどうでしょう。なんと私がサンティアゴに戻ったら、そのコンセプシオン地震。かなりの揺れだったそうです。まだ余震は続きそうですね。
さて土曜日、日本人学校でサッカー教室を実施。私のサッカー教室も今年で20年目です。良く続いていますね。PTAの歓送迎会の後だったの参加者も多く、盛り上がりました。
日曜日のマラソン練習に、初参加の西さんを含め総勢7名が結集。秋晴れのラス・コンデスを颯爽と駆けました。しかし7人の日本人グループが走るのを見れば土地の人は驚くでしょうね。(ごめん、颯爽は誤り、ゆっくり走ったが正しい)