(一般)

1) 地震復興
テレビのニュースに毎晩出てきますが、まだまだ被災者への応急家屋が完成しません。政府は4万軒を目標にしていますが今のところ7200軒しか完成しておらず、18%の達成率です。冬が近づき、雨の多い時期をマジかに控えて被災者側は憂慮感を高めています。

2) 地震の観光産業への影響
地震の影響で、漁業を始め各種の産業で地震前の通常営業に戻れないという報告がありますが、観光産業にも影響が出ています。この3月サン・ペドロ・デ・アタカマは観光客の数が前年対比45%減少。イースター島とトーレ・デ・パイネは約30%マイナスとか。厳しいですね。
このためランチリ航空の3月の乗客は8%のマイナス。あわてて大安売りをはじめました。季節はずれはバケーションのチャンスとして国内・海外とも半値くらいの格安航空券を乙波しています。さて同じ問題ですが、今回の地震でツナミのため大きな被害を出した海岸のイロカは町の大半が観光で生活していますが、地震以降客足が途絶え、ホテル・レストランは仕事がありません。このままで第2の悲劇(従業員の大量解雇)が心配されています。

3) べネスエラで人質になっていたチリ人が12日後に救出されました。彼はべネス  エラで本屋を経営していますが、そこに泥棒が入って彼を拉致したわけです。電気も無い狭い部屋に目隠しされ手錠をかけられて放置されていたそうですが、恐ろしい12日間だったことは間違いありません。チリ側の家族が保釈金を出すから彼が生きている証拠を見せるようの要求したりしていましたが、最後は現地の警察が彼の拉致されていた部屋を見つけだし、犯人の一部を逮捕して、彼を自由の身にしました。しかしべネスエラが犯罪多発の国であることは昨年私もそこを訪問しているだけに良くわかります。怖いものですね。

4) バチカンの高官がチリを訪問
ローマ法王のメッセージを携えてベルトーネ大司祭がチリを訪問。首都サンティアゴだけでなくプンタ・アレナス、コンセプシオンなどを訪問しました。チリの報道陣は現在大問題になっているカトリック神父のわいせつ罪について問い合わせをしようとしますが、まともに回答するつもりは無いようです。

5) 優秀生徒へのプレゼントがなんと木片
政府は各地の学校推薦を受け、優秀児童学生にコンピューターのプレゼントを実施していますが、今週プンタ・アレナスの学校に送られた2台のPCをあけてみると箱の中から出てきたのは木片でした。がっかりする生徒の顔が夜のニュースを飾ると、文部大臣は直ちにその原因究明を指示し、翌日ちゃんと本物のPCを該当児童に送付しました。誰がそんな直ぐに分かるような泥棒をするのかな?