(経済)

この地震がチリ経済に与える影響は大きいですね。1985年の首都圏地震では18億ドルの被害がありましたが、もちろん今回はそれを上回るはずで、2010年の財政収支は厳しいものになるのは誰の目にも明らかですね。しかし建設業界を始め一部の業種には神風になるのも自明で、被害を仕事量の拡大としていく努力が重要でしょう。ピニェラは民間の協力を声を大にして呼びかけています。
コデルコでもチュキカマタ鉱山は電気の関係で一時生産中止、地下鉱山のエル・テニエンテも安全性から一時生産を中止するらしい。これでまた銅の価格が上がりますね。

さてそのコデルコは一昨年エスコンディーダに奪われたチリ企業のトップの座を09年に奪い返しました。32億ドルの利益だった由。2位は僅少さでエスコンでした。

ところでランチリ航空は14位と上位に顔を出していますが、どうして日航は利益が出ないのかな?
1月の飛行機を利用した乗客数は前年対比17%アップと好調でした。チリ経済の安定を示していますが、さて地震の後の3月はどうなるかな?
先週、チリの株式市場は過去最高を記録しましたが、今週はやや低め。さて地震の影響で来週はかなり下げるでしょうね。

チリの900を越す会社が海外進出を計画中らしい。私の働いている会社もペルー、アルゼンチン、ブラジルなど数カ国に進出していますが、チリでの経験を生かして諸外国でも成績を上げています。