(経済)

1) 相変わらず好調なチリ経済ですが、エスコンディーダ鉱山はかってチリで実施されたことのない最大規模のプロジェクトを発表しました。総額68億ドルの投資額とかで年間110万トンの生産額を140万トンにまで増産する由。今週また価格が上がり1ポンド3.4ドルになりましたが、これだけ銅の価格が高くなるとこうした計画は他の銅山でも実施されるでしょうね。そしてチリ経済の牽引役を果たすわけです。私が何度も神風と呼んでいるのがそれです。
2) ピニェラが勝利したのを受け、チリの株式市場はさらに数字を挙げました。今年に入って既に6%も上昇です。いつまで続くかこの調子ですね。
3) 心配されていた09年の第4四半期の結果ですが、税引き後の利益で多くの会社が1−10%の損出を出したと言われています。その中では小売業と森林産業が、好調で、結果がマイナスではなくプラスになったようです。詳しい数字は来週から発表になって行きます。
4) 自由経済度ランキング
今週発表された世界自由貿易度ランキングでチリはランキングを2つ下げ、世界10位になりました。上位は相変わらず香港、シンガポール、豪州でチリはもちろんラテンアメリカのトップです。日本はベスト10に入っていません。
経済の安定性、為替の安定性、労働者の権利、会社の権利などの種々の条件を考慮してこのランキングは設定されているらしい。