チリの風  その355  10年1月11日―17日

行ってきました、アコンカグア。メンドーサ滞在の1日を使って山のふもとのトレッキング。しかしそう簡単なものではありません。私とアニータはガイドを一人雇いましたが、集合はバスターミナルにて朝の5時。このため4時半にホテルでラヂオタクシーを呼んでもらいました。山の入り口のインカ橋までバスで4時間。歩き始めてしばらくして標高三千メートルあたりで彼女が酸素不足を訴えましたが、速度を落として歩くと元気をとりもどし、夕方5時に戻りのバスに乗るまで無事歩き通しました。昼食は湖のそばに腰を下ろして取りましたが、そのあとリュックサックに頭を乗せて目を閉じてうつらうつら。ゆっくり休養が幸せでした。今シーズン、この山に毎日平均30―50名の登山者が入っていますが、既にそのうちの3人が命を落としています。さて登っている間、私は感慨無量でした。8年前、この山の登頂を狙ってトレーニングしていた時期があるからです。当時のアルゼンチンは政情不安で、登山も安全に出来ない雰囲気だったので、目標をここより少し低いチリのオホス・デル・サラドス山に変更しました。結論は?、高山病になり頂上を見ながら沈没。ガイドに危うく一命を助けられました。
旅の最後の日、メンドーサ市内のイエズス会の教会に入って、健康に恵まれた毎日をおくれる幸せを感謝しました。
17日の日曜日、いつものようにマラソン練習。森、山口さんに今週、林さんも加わって16K。私を含め4人とも4月のサンティアゴラソンに登録済みです。あと3ヶ月。