(政治)

1) 大統領選挙
やっと動きがありました。与党を構成する4党のうち、2党の党首が辞任しました。これはマルコが古い与党連合を打開するには彼らの辞任が不可欠だとした発言を受けてのもので、やめた二人の党首は、マルコ・エンリケに自分たちの首を差し出すから1月の決選投票にはフレイの応援をしてほしいと要求。他の二人は(キリスト教民主党社会党の党首)は他人の意見に左右されるのはいかがなものかと辞任を否定し、敗色濃厚な気配を全く気にもしていません。候補者のフレイはそれは私の問題ではないとし、各党の自主性に任せるとコメント。
バチェレットは閣僚などに夏休みの期間減少、中止、先延ばしなどで選挙対策に当たるよう、また4年前の選挙公約の未実施分の検討をするよう、さらに問題になっている汚職関連問題の事実の明確化を指示したらしい。それで十分かな?

2) 元大統領フレイの死因をめぐる騒ぎは一段と騒がしくなりました。先日、高等裁判所が元大統領の死因を殺人とする明確な証拠はないと、逮捕されていた医者、運転手などを一時釈放していましたが、今週、最高裁判所の合同討議で、逮捕は避けられないものとする結論が出ました。これでそれぞれの容疑者は新たに刑務所に逆戻りです。しかしこれが判決になるのではなく、まだまだ騒ぎは続きそうです。しかし新しい証拠が出たわけでもないのに、同じチリの法廷が全く違った決議を出すなんて、いやはやです。