(一般)

1) 大学入試の結果発表
今週の話題のトップはこれでしょうね。チリの大学入試は全国で一斉に行われ、その結果が今週発表になりました。コンピューターで調べると自分の獲得した得点を学科ごとに知ることが出来ます。これを受け、学生は各大学に赴き、入学手続きをすることになります。もちろん各学部学科で最低必要点数がありますし、それを越えていても定員の数を応募者が超えた場合、最低点数が上昇して入学者を振り落とすわけですね。私の二人の子供は現在大学で学んでいますが、入試のときはどきどきしたのを思い出します。
日本と同じようにどこの高校が高い得点を獲得した生徒を何人出したかなど試験にかかわるニュースもたくさん出ています。今年は最後に教師のストが勃発し、しっかり勉強できなかったはずなのに高得点者の数は昨年を上回っているらしい。
また600点以上を挙げた高得点者の両親で大学卒業の資格がないのは39%にものぼるとし、両親の高学歴が子供の大学入学の必らずしも必須な事項ではないことを示しています。

2) 山火事が続いています
   歩行者のタバコの投げ捨てなどから、既に5州を中心に何千ヘクタールの森林が燃    え、家屋の焼失も5州で20軒以上が記録されています。

3)チリのインターネット状況
09年9月の数字ですが、合計200万の加入者があり、前年対比12%の上昇。その中でも注目されるのは家庭で使用されるPCよりどこでも持ち運びの出来る小型パソコンへの接続が急上昇とか。チリも変わってきましたね。

4)チリの盗難車
チリでは車の盗難が上昇していますが、サンティアゴで取られた車がボリビアに持ち込まれ、正規に(?)販売されています。これに関し、チリの検事が同国を訪問し、チリの首都圏で盗難にあった32台の4X4タイプの車のチリへの送り返しを依頼しましたが、同国では盗難車が簡単に同国の正規登録を得られる事実を知って、依頼事項がほとんど実行不可能であることを知らされたとしています。

5)映画「ラ・ナナ(女中)」が外国映画祭の最優秀外国映画にノミネートされています。 
2009年のチリ映画を代表する作品と言われています。私も見ましたが、何故この映画がそれほど高い評価を得られるのか、いまひとつ理解できませんでした。チリのどこにでもある日常生活のようでしたから。それからスペイン語の台詞と英語の翻訳にかなり違いのあるのに気がつきましたが、そんなものでしょうね。外国語に翻訳できない、しにくい表現なんて一杯ありますからね。

6) 地下鉄の延長工事
今月開通する予定だった1号線、5号線の延長工事は、まだ完全に工事が完了していないとして開通を来年1月に延期すると発表されました。1号線の終着駅はロス・ドミニコスで、私のアパートから歩いて1分。今までの終着駅の陸軍学校駅までバスでラッシュアワーでは30分もかかったのに、それがわずか3分でつきます。素晴らしい!アパートに早く戻ってきたら、夕方トレーニングで走る距離を伸ばすつもりです。