(政治)

1) バチェレットはイベロ・アメリカ会議に出席するためポルトガルを訪問しました。ところでペルーのガルシア大統領がバチカンを訪問し、ローマ法王と面談しましたそ。先日バチェレットもアルゼンチン大統領と二人で彼に面談していますが、こうなると人気俳優にサインをもらいに行くファンという気がしてきます。
更におかしいのはこのガルシアはその後ポルトガルで報道陣に向って、私はチリの悪口を言ったことは全くないと、わずか数日前にリマで連日得意げにマイクに向って弁舌をふるっていたことを否定しました。よっぽど頭が悪いか、嘘をつくことを恥ずかしいと思わない性格かのどちらかでしょう。私にもとてもまねは出来ません。政治の世界はこうですからね、まじめに向っていたらがっかりしますよ。これでチリ・ペルーの関係正常化ですか?

2) 大統領選挙(と国会議員選挙)はあと1週間に迫りましたが、まったく盛り上がりなし。右翼のピニェラが勝つだろうとする予想が依然として継続です。別に彼に特別の魅力があるのではなく、与党候補のフレイに魅力がないというのが実態です。で、ピニェラを除く中道・左翼側が合併すれば、ピニェラに勝利を渡さなくてもすむとし、一番左翼のアラテは、彼は3−5%の得票が予想されていますが、投票前日までに、「3人の内、誰が決選投票に残っても、その勝ち抜いた候補者を他の候補者が応援する約束を取り付けたい」と声を大きくしてコメントしています。
しかし変革を謳って与党側のフレイと対立しているマルコは投票の翌日から (もし彼がフレイに負けた場合) 彼を応援しましょうとは言えないだろう。