(一般)

1) 大学入試はいよいよ来週から始まります。28万人といわれる受験生の大半は公立高校の卒業生ですが、今週の発表では公立学校で実施される教育では大学入試に出される範囲の一部しか教えられていないとされています。国語(スペイン語)ではわずか50%、数学ではその比率は63%とか。もっとも私立高校でもその数字は100%ではなくそれぞれ63%、76%です。高い授業料を払う私立のほうが授業内容が高いという結果でしょうか。おまけに公立学校のほうは今年は教師のストもあったし。

2) コンピューターの売り上げ
09年は世界危機の影響で商業は全般に下り勾配でしたが、そのなかでPCの販売は別だったようです。チリではなんと前年対比15%のアップだった由。経済危機の悪影響をPCの便利さが上回ったわけですね。

3) 不正移民の増加
それに関する記事の中で、取り上げられたのはハイチ、ペルーそして中国からの移民でした。今の中国なんていかにも仕事がありそうな感じですが、わざわざチリまで来て、不法滞在者の彼らは最低賃金をもらって小さな部屋で雑魚寝する生活を余儀なくされる現状のようですが、それで何のメリットがあるのでしょうか?それとも繁栄を報道される中国の現状は実態を表しておらず、日が当たっているのはごくわずかな層なのでしょうか?

4) 警察とマプチェの戦い
今も同じように戦いが続いています。マプチェがどこかの荘園に入り込み不法占拠を始めると、警察がそれを排除しようとして戦いが始まるわけです。今週その戦いの中で一人の警官が死亡しました。マプチェの撃った銃弾が当たったのではなく、心臓麻痺と言われますが、いつまでも不毛の戦いが継続しますね。

5) 日本料理の世界進出でマグロが激減という記事が載りました。
それによると日本料理はマグロを多く消費し、70年代と比較するとなんとマグロの数は世界で90%も減少しているとか。どこまで信憑性があるのか知りませんがセンセーショナルな数字ですね。チリで08年1年間でマグロは104トン水揚げされた由。