(一般)

1) チリの離婚問題
今回の発表ではチリでは結婚するカップルと離婚するカップルの数が同じとなりました。04年に離婚法が出来る前は、離婚したカップルは1年に1200組ほどでしたが、06年から1万件に急増、09年はこれまで41000件で、これは成婚数42000とほとんど同じでした。
これに関し、チリの社会が結婚を重要視しなくなったこと、離婚していることが社会的に問題視されないことが、この数字になっていると見られています。

2) 犯罪の増加
この問題は一般市民の間では深刻になっています。
何しろこの4年間で(バチェレットの政権下ですね) 凶悪犯罪が7.5%も増加と政府の発表がありました。
今年になって最も犯罪の増えたのはプエルト・モン、2位がコンセプシオン、3位はクリコとか。こんなところに自分の住む町が顔を出してほしくないですね。家族の誰かが被害にあったというのがもう40%ほどにもなっています。
政府は警官の数を増やすと宣伝していますが、犯人が捕まっても自動ドアと揶揄される現行の司法制度では、地道に働くより窃盗・強盗をするほうが生活が楽だと思うのかもしれませんね。
首都圏で警察一人あたりの住民の数が発表されましたが、一番数が少ないのはラス・コンデスでした。一人の警官が821人を守っているらしい。これってラス・コンデスが一番危ないって言うことなのでしょうか、それとも安全なので警官が要らないということでしょうか?私はそのラス・コンデスに住んでいます。

3) 家賃が払えないで立ち退きを要求されている人たちのグループは活発に行動していますが、今週も彼らのグループの一部が高速道路の表示板に上り(ラ・セレーナまで120キロとか表示してあるやつ)テレビカメラの前にして大声で抗議。他のグループはマポチョ川で抗議行動を行い、一部は川の中に入りました。寒かったことでしょう。選挙前には一層の過激さを加えるはずです。

4) 来週から(10月31日)、チリの港に外国観光船が入港し始めます。4月までの夏のシーズンに合計予想観光客は85000人。彼は上陸すると一人当たり40ドル消費するらしい。多くの観光客が食事つきの観光ツァーに入るのでしょうね。