(一般)

1) 12日の月曜日は民族の日と言う祝日でした。その昔、欧州人がアメリカ大陸に到着したのを祝うわけですね。
それをチリ原住民のマプチェは祝うはずがありません。その日、サンティアゴのバケダーノ広場に集結した彼らは、その数7千人と報道されましたが、集会のあとサン・クリストバルの丘を目指して行進しました。「南部で私たちの同僚が戦っているのを黙ってみているつもりは無い。ここ首都圏でも同じ戦いを繰り広げる」としていました。その日、私は同じ場所で国司さんと待ち合わせていたのですが、多分時間が少しずれたので、このデモにぶつかりませんでした。
ところで彼ら、マプチェ族ですが、今週はテムコの近くで連日、トラックを襲い、全焼させました。そしてグループの一部が逮捕されると、そのグループは法廷まで向い、警備の警官と対決。逮捕されるのを怖がらない彼らは警察官に石を投げたり殴りかかります。彼らに放火されたトラックをお客さんの事務所で先日見たのは報告済みですが、こうして相変わらず実力行使を継続しています。政府が無償で広大な地所を彼らに提供しても、問題の縮小、解決にはなっていないようですね。

2) 世界最大の銅鉱山はエスコンディーダですが、同社と労組の間で臨時ボーナスに関し合意に達し、チリで未だかって見られないほどの巨額のボーナスが支払われました。なにしろ1400万ペソ(350万円くらい)で、チリの普通の労働者がもらう給料 (30万ペソ) の4年分くらいの額です!!!
このため、アントファガスタの自動車ディーラーは必死になって新車のストックの増加を図りましたが、予約が手持ちを上回り、売れ逃しの連続で泣いているらしい。何しろこの巨額のボーナスをもらったのは2千数百人ですからね。
それはともかく、09年に入って、チリではほとんど毎月のように新車の売れ行きが上昇しています。チリ国内のブランド別売り上げトップ3は、GM、現代、キアの順です。

3) もうサンティアゴも夏が近いですが、今週、雨が降ったとき、なんと霰(あられ)になりました。しかし天気って不思議ですね。その日の最高気温は22度だったのですが。