(政治)

1) 現在のチリの与党連合は左翼の社会党系と中道のキリスト教民主党が連立していますが、今まで4代の政権で、共産党とは連立していませんでした。キ民党は共産党とはどうしても相容れません。しかし、今回の選挙では、そんなことは言っておれません。とにかく負けそうなことがはっきりしているので、票の取り入れのためには原則の変更も仕方が無いとし、今回与党側の国会議員候補リストに正式に共産党候補も盛り込みました。
その候補者の内訳ですが、前回は16%いた女性候補者が今回は14%と少なくなりました。男性のみの世界から、混合へ進化すると思っていたのですが。
さてその選挙で投票するにはまず選挙人登録をする必要があります。その手続きはこの13日で締め切られました。ピニェラ側は、一人でも多くの国民に投票してもらうためこの締切日を1ヶ月ずらしてはどうかと提案しましたが、政府はこれを否決しました。その最終日、チリ人の癖ですが、(いつでも最終日まで持ち越す)、登録所に長蛇の列が出来ました。私の二人の子供もその中に入っています。息子は朝早く、受付の始まる半時間前に並んだので、わずか10分で手続きを終えましたが、娘は夕方並んだので数時間も待たされる厳しい局面に立たされ夜中に家に戻ってきました。

2) その与党側の大統領候補者フレイはアルゼンチンを訪問し、同国大統領と面談しました。
翌日、新聞の風刺漫画に掲載されましたが、彼は彼女にこう言っています「両国の物資の交換を拡大するための最大の努力を行いたい。ただしサッカーの代表チームの監督だけは例外としたい」
チリの監督、ビエルサが高い評価を受けているのにアルゼンチンのマラドーナは最悪の評価ですからね。