(経済)

1) 世界株式市場の動き
昨年の経済危機で世界の市場が壊滅的打撃を受けましたが、今年に入って順調に回復してきているようです。その中で、昨年の最高だった段階にどの程度まで回復したかと言う統計が出ました。1位はコロンビアで92%、2位はチリで91%でした。
つまりほとんど正常化されたわけですね。ただし7月までの順調な動きと変わって、チリ株式市場の8月はマイナス1.6%でした。
一方、アメリカは51%、日本はほとんど最下位の34%、中国はなんと25%しか戻っていません。

2) 失業率
5―7月の平均失業率は10.8%になり6期連続の高騰。ただし政府発表によると失業率の上昇は頭を打ったらしい。と言うのは単月では7月は10,4%でこれは6月を下回り、連続月間上昇に別れを告げたということになるらしい。よかった、よかった。

3) チリはレセッションから脱出し、5−7月期は正常に戻っているというバンチレ社の報告が出ている。OECDも世界の景気は正常化されつつあると報告しているが、世界とチリが同じような動きを見せているからだろうか。

4) 鉱山会社と労組の交渉
今年末に合意事項の期限が終了する鉱山会社の労働組合が、国営・民間の枠組みを越えて同一次元で交渉をすることになりました。それに参加する主な組合は国営コデルコ、民間で世界最大手の一つエスコンディーダなどですが。民間と国営の労働組合が一つになって経営陣連合とネゴをするのは注目されますね。
銅の価格が高くなってきたので、労組も今回のネゴはチャンスと踏んでいるのでしょうね。