(一般)

1) 新型インフルエンザ
患者の数が8000名を越え、なおも増加中です。患者の85%は首都圏の人間。ただし約80%の患者は完全にこの風邪から無事に逃げ出したとのこと。それから8月始めまで猛威を振るうとの予報が出ています。毎年、この次期に開催される北部イキケのお祭り(ティラナ)は今年は中止になりました。何日も大勢の人が小さな地区に集まって踊りまくるのは風邪の病原菌を撒き散らすことになりかねないとの心配からです。
2) 私服警察軍の不祥事から首脳の交替が実施されましたが、
それを起こすきっかけになった年小女児の売春問題を取り上げた警官が、仲間に脅迫され、アルゼンチンに逃亡しました。彼はアルゼンチン政府に身柄受け入れを要請中とか。彼は元の仲間から命が惜しかったら余計なことはしゃべるなと脅かされているのでしょうね。仲間の警官はもちろん銃の取り扱いには慣れているし。
3) スポーツ振興局の局長が汚職で逮捕され、裁判中でしたが、このほど、9つの項目で訴えられていたうち、8つは無罪、一つだけ有罪となりました。その有罪になったのは役所の金を使って職員にアサード(焼肉)接待をしたというもので。あまりにおかしな判決に開いた口がふさがりません。 国民の税金を自分の懐、誰かの政治活動に使った容疑は全部、無罪になり、アサードの件だけが有罪だなんて。じゃ判決は罰金10万ペソなんていうことになるのでしょうか?
しかしチリの裁判所(裁判官)は政治的なのか、世間の常識を理解していないのどちらでしょう?。
4) 国民の意識の変化
過去数年、毎年あがっていた借金がはじめて逆に下降しました。2003年にはチリの家族の平均借り入れ額は年収の35%でしたが、それが08年末には60数パーセントまで上昇。しかし09年の第1四半期はそれが61%に下がりました。チリ人の考え方が無理して買い物をしない傾向に替わったわけですね。