(一般)

1) 公立学校の教師のスト
まだ続いています。未払いボーナスについて政府が出した分割払い案を組合が拒否。スト継続となりました。授業が無い学校の生徒は女子は学校でおしゃべり、男子はサッカーで遊んでいるとか。全部で200万人の子供がこの2週間、授業を受けていません。公立学校からストのない私立の学校で子供を勉強させようと学校を変える親も出てきたらしい。政府は支払うといっているのにストを継続する教師組合の真意が分からないとクレームを出していますが、組合側は払わないといけないボーナスをいまだに払っていない政府は責任を忘れていると逆にクレーム。
2) 新型インフルエンザ
確かに患者の数は増えていますが、それによる死者はゼロで、この風邪にかかった患者が直り始めたことから、危機感は薄れてきました。逆にこんな大げさな宣伝をして誰かが(病院?製薬会社?)大きな利益を得ているのだろうと言う声も出始めました。
3) ビクトル・ハラと言えば30数年前の国民的歌手ですが、自作自演で彼の作った歌が民衆に受け入れられていました。またソ連キューバを訪問したり左翼主義で知られていました。その彼は73年の軍事革命のとき、軍に逮捕されチリ競技場に収容されたあと、そこで射殺され人生を終えました。35年もたった09年の5月、彼を射殺した疑いで元軍人の初年兵が逮捕されました。もちろん当時18歳の彼は射殺しただけで、それは上司から命令が出たからと言うことは疑いの余地はありません。で、誰か彼に指示を出したか、取調べ中。陸軍は今までも、これからも司直への協力はおしまないとコメントしていますが、それなら35年も経たないうちに指示を出した人間の名前を公表してほしいもの。
4) カラマに暴風。第2州の鉱山の町カラマに時速100キロの強風と零下1度の低温が襲い掛かり飛行場や道路閉鎖など被害が出ています。来週、私はそこへ仕事で行くのですが、大丈夫かな?
5) 31日の日曜日はチリの国家遺産の日で、各地の重要施設・建築物が一般市民に公開開放されました。モネダ宮殿、中銀本店、旧国会議事堂などが人気の中心だったようです。
6) 今年は種の起源を書いたイギリス人ダーウィンの生誕200周年ですね。彼は1832年から35年までの間、航海をしましたが、チリでは、南から、12州(アンブレ港、ナヴァリノ島)10州(チロエ)、5州(ラ・カンパナ)そして4州(パイウアノ)を訪問しています。で、政府はこれらの場所を網羅した観光ルートを作り一般市民に彼の業績、またチリの素晴らしい自然を知ってもらおうと計画中です。
確かに彼は天才ですね。どこに行ってもその地域しかないものを見つけ出し、それを他と関連付ける能力がありました。
そうそう観光に関するニュースですが、イースター島に桟橋を作り大型観光船が入港できるようにするそうです。あんな遠いところまで大型観光船で行くのは魅力ありますね。