(経済)

1) 失業率の上昇
2−4月の平均失業率は9.8%を記録し1999年以来の高い数字になってしまいました。労働大臣のセラノは若年層に今は時期でないから仕事を探すのを辞めるようにとの発言をし、各方面から見当違いとのクレームを受けました。確かに彼女の発言はおかしいですね。しかしこの次の発表(5−7月)は2桁になりそうですね、困ったことに。
2) 銅の価格と株式市場
5月はチリの株式市場にとって過去15年で最も高い成長率を示しました。16%のアップです。毎週書いているようにここに30年も住んでいる私ですが、株式市場が5月にこれだけのアップをする(できる)理由が見当たりません。チリ国内を回っても暗いニュースが多く、急上昇しているのは株式市場だけです。ということはドルなどの外貨買いは全く魅力無いので、あまった資本が株を買っていると見るしかないですね。バブルの一種と言えるのでは?
それから銅の価格も上昇を続け、とうとう昨年10月の水準まで戻って来ました。
これは国際的に余剰になった資金が銅や原油コモディティ投資に向っているからでしょうね。