(一般)

1) 新型インフルエンザ第1号のチリ人女性が退院しました。彼女はカリブのドミニカに遊びに行ってそこで風邪をうつされたようですが、この度めでたく退院。チリももう50人ほどこの病気にかかっていますが、死者は出ていません。
チリからアルゼンチンのメンドーサに向ったバスの乗客にこの新型風邪の患者が乗っているとのニュースが流れると、このバスが同市に入るのを拒否しようと市民がバスに投石を始め警察と争いになりました。アルゼンチンの国会議員がチリとの国境を閉めようとまで言い始め大混乱。アルゼンチン政府はお詫びのコメントを出しましたが、しかし、厳しいですね。
観光客が激減した観光地では安売りパック旅行が大流行。同じパックが今年に入ってから大幅値引きされています。たとえば昨年82万ペソしたカンクン1週間旅行は現在52万ペソに、キューバの旅は29万ペソから19万ペソに下がったらしい。行くなら今がチャンス?
2) 先週、ストが二つ予定されていると書きましたが
その1)刑務官のストが続いていますが、その仕事を警察が肩代わりしているとこともあるらしい。また刑務官が道路でデモをして警官とぶつかった地区もある。なんだか兄弟げんかのようですね。彼らのストの間に留置場から犯罪者が逃げ出す事件など起きませんように。
その2)教師ストの原因は政府が約束した教師へのボーナスが払われないという理由ですが、政府はその支払いに当てる額は市町村役場に支払い済みとし、さらなる支払いを拒否。一方、市町村では歳入を超える支出があって赤字が続き、政府からの援助額は全く残っていないと声明。ある区長は私がその「泥棒の区長」ですと市民に挨拶したのもニュースになりました。要するに政府のコントロールが無いわけですね。で、教師組合がサンティアゴ教育委員会の事務所に入ったら、不法占拠として大量に逮捕されました。教員組合の委員長も4時間あまり留置されたとか。
3) 大雨
サンティアゴは今週も全く雨は降りませんでした。しかし南部は9・10州を中心に大雨。かなりの被害です。地すべりで山が崩れ落ち。そこを走っていた車が押しつぶされたとかの被害が出ています。サンティアゴなどの中部も6月に2度ほどかなりの雨が降るという予報が出ています。確かに雨が降らないと首都圏の大気汚染は深刻です。