(一般)

1) 統計数字ですが、自殺についてです。
日本が自殺の多い国であることは知られていますが、毎年10万人に23.7人が自殺するらしい。世界1位はリトアニアでなんと39.6人。チリも意外と多く10.4人とか。
今回訪問したべネスエラは5.1人、ブラジルは4.3人とか。楽天的なのでしょうね。そしてなんとジャマイカは0.1人。さすがノー・プロブレムの国で知られるジャマイカには自殺はほとんどないわけですね。しかし同じ人間社会でも大きな違いがあることが良く分かります。これでチリ人って意外に繊細で圧力に弱く、見かけより性格に脆弱なところがあることが分かります。
2) これに関連しますが、隣国の人たちがチリ人をどう見ているかの調査が行われ、それによるとチリ人は「同僚として働くに信頼は出来るが友達にはなれない。」同じく「信頼できる、嘘をつかない、効率的」と高い評価をしていますが、「仕事のしすぎで個人主義がひどい、人生を楽しむこと知らず会社のために生きている」との見方もあるようです。これはアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、ペルーで実施された調査の結果です
3) 日本に、それも神戸に、新型インフルエンザの患者が出ましたね。そこにすむ私の両親に三宮などの繁華街にはいかずアパートの近所だけを歩いてほしいと頼んでいますが、チリもこのニュースは頻繁にでます。そしてこの日曜日には最初の患者が出てしまいました。しかしこの新型インフルエンザはどれくらいの猛威をこれから振るうのでしょうか?
私が今週チリの戻ってきたランチリの便はアメリカのロス・アンジェラスからの便とのコネクションだったので、サンティアゴ空港のチェックは厳しかったです。
4) 来週の月曜日から二つのストが開始されます。ひとつは刑務官、もうひとつは学校の教師です。かなり混乱が出そうです。
5) 大気汚染
大気汚染はサンティアゴだけでなくチリ各地の問題ですが、特に人口の集中している首都サンティアゴでは深刻です。そこで政府はこの8月からエネルギー源としてディーゼル油の使用を禁止し、天然ガスを使用するよう指示しました。しかしその天然ガスはアルゼンチンから来るのですが、アルゼンチンが契約を遵守しないので毎年その供給に問題があり・・・このため他の国から持ってくることを準備中です。機械を切り替えてエネルギーを天然ガスにしたけれどその天然ガスが来なければ、政府はどう責任を取るのかな?
6) ランチリ航空
しかし経済危機をものともせず、ランチリは業務拡張を続けているようです。4月の数字で乗客数は20%アップとか。まだまだ空の旅をする人は減っていないのですね。それとも南米ではランチリの一人勝ちかな?