(一般)

1) プエルト・モンで一般住民がジプシーの車とテントを焼き討ち。
同地区の空き地に勝手にテントを張って6ヶ月も住み着いているジプシーグループに地域住民が退去を依頼したところ、逆に暴力的に脅かされ車でひき殺してやると迫られたらしい。その彼らの持つ車が先日ひき逃げを起こした車と思われたことから地域住民800人が結束、逆襲し彼らのテントと車に火をつけたもの。消防車は住民の阻止で現場に近づけず、警察の介入があったときには丸焼け。
しかし外国人との問題は世界中どこでもありますね。日本でもフィリッピン人の不法滞在問題とか、在日朝鮮人問題とか根が深い。
ところでチリは外人が極端に少なく、豪州やスペインは住民の20%が外人らしいが、ここではたった1%。私もその1%に入っているわけです。その1%は正規の永住ヴィザを持っている人間でそれ以外の不法滞在者も同じくらいはいるでしょうね。
ところでチリの原住民マプチェと政府との戦いも継続中ですが、今週彼らの中の過激派グループのメンバーが逮捕されました。彼らは同グループを調べている検察の人間を銃で襲った疑い。彼らの家族がニュースに出て、「警察っていったい何をしているの?まったく捜査状も何も見せずいきなりドアを壊して家の中に乱入し、私の兄を拉致したのよ・・・・。」
2) 経済不況の各コロニーへの影響
チリでは世界各地からの移民の子孫がコロニーと呼ばれる組織を作っています。それが広い敷地を有する競技場や集会所を所有し、彼らやその子孫に友好に活用されているわけです。サンティアゴにはイタリア、スペイン、ドイツ、パレスチーナ、イスラエル、シリアなどの施設が知られていますが、大半が会員の減少に悩まされ、組織の維持のため、会費の縮小、他民族の子孫にも入会を認めるなどの手を打っています。イタリア会は現在会員の40%がイタリア系ではないとか。ここは入会金が300万ペソ、月例費は7万5千ペソです。ここの競技場で昨年、各国代表のサッカー選手権が行われたので(日本も参加)、私もいったことがありますが、なかなか立派なものです。いつか商工会議所や日本人会が合同で日本もこんな施設を持つようになるのかな?イタリアクラブは会員3800名とか。
3) 映画館の繁盛
昨今の不景気で、商工業、小売業は軒並み苦戦していますが、映画館は人の入りが逆に増えているとか。映画館のチェーン店を持つオーナーが、安い金で2時間不況を忘れられるのですからねと活況を説明していました。動物園の入場者も減少していないとか。しかしこの連休、サンティアゴ近くのビーニャやラ・セレナのホテルはほぼ満室だったらしいが、不況が市民のところに来ていないのか、借金をしてでも遊ぶ癖が直らないかどちらかですね。 
4) 火山の噴火
昨年の1月、派手な噴火を繰り広げたジャイマ火山は再度、活発な火山活動を見せています。しかし火のついたままの岩がごろごろ上から転がってくるのは迫力ありますね。その地区で農業、牧畜を営んでいる人にとって死活問題ですが。