(経済)

1) 物価上昇率
今まで4ヶ月連続で下がっていた物価指数が5が月ぶりに0.4%上昇しました。物価が上がって喜ぶのもなんですが、毎月物価が下がっていくのも不安でやっと通常の雰囲気がします。 
2) 金利の引き下げ
景気回復のため、中銀は金利の引き下げを最近頻繁に行っていますが、この3ヶ月で金利は急激に下がっています。今回金利は歴史的な1.75%まで下がりました。たとえば6千万ペソくらいのアパートを買った人の毎月の支払いは(20年払いの同じ条件で)以前の金利なら毎月45万ペソだった支払いが最近では39万ペソでいけるとか。確かに違う。
3) サンティアゴの事務所の費用は南米で一番安いクラスにあるらしい。経済の調子が悪いと事務所を新しく借りようとする企業もなく、空きが出れば部屋代を安くしてでも空室を埋めようとするからでしょうね。新事務所の建設も08年はブラジル、メキシコ、アルゼンチンよりずっと少ないレベルです。
しかし銅の価格がとうとうポンド当たり2ドルを超えました。これ以上安いとどうがんばっても採算が合わないとされていたラインです。じゃそれを超えたのだから、新規プロジェクトがまた息を吹き返すのでは?ねっ、チリに取って神風ですよ。もしかしたら09年のチリ経済は昨年より良くなるのでは?チリの平均株価指数も今週かなりアップしました。5週連続アップです。頼むわ!
4) チリの石炭の自給率は10%ですが、今週、新プロジェクトの発表があり、それが実現すると30%までアップするとか。プンタ・アレナスの近く(12州)です。そこは今は荒涼とした地ですが昔は緑が覆い尽くしていたのでしょうね。
もちろん石炭を発電に使用するのは地球温暖化とか大気汚染という観点からすると問題ですが、他の発電源がなければしかたないですね。風力発電なんて信用できるのかな?
アメリカでも中国でもインドでも発電といえば石炭ですよね。アメリカでクリーンな地球などといっている学者・政治家は多いけど実際にはその逆を行っているようですからね。
5) ランチリが航空会社として南米のベストと発表されました。スカイトラックは世   
界の航空会社のランクを発表していますが、ランチリは確かに便の数、時間の正確さ、サービスなど他の会社より良さそうですね。