(政治)

1) バチェレットが夏休みを終えて戻ってきました。世論調査で彼女の人気が急上昇。なんと58%の市民が彼女を支持すると回答しました。07年に35%まで落ちた彼女がどうしてこんな高い支持率を得られるのか不可思議です。日本の首相は10%ほどの支持率ですよね。
これを受け、政府側はキューバ訪問での問題は国民に理解された、バチェレットがとっている経済危機対策は国民の支持を得ている、この人気を次期大統領選挙に結びつけることが肝要としました。
さらに政府が取った貧困家庭への4万ペソのボーナスも好評で、国民は現政権を非難していません。ところが、不思議なことに同じ世論調査で、この経済危機を乗り切るのはピニェラがもっとも適切な人間と評価しています???
2) 元大統領で次期大統領選の候補だったラゴスが派手に71歳の祝いをしました。しかしこのおっさん、もう大統領候補を降りたのに候補のフレイの人気が上がらないのを利用して、陰に陽に私はここにいますよと宣伝しているわけです。いやみな老人ですね。
3) チリとペルーの自由貿易協定が発効しましたが、ペルーの野党はこれに反発し、チリとは断絶すべきと活発な活動を起こしています。チリがペルーに行った投資は08年で65億ドル、ペルーからチリへの輸出は12億ドルと経済ベースでの連結は深まっていますが、一般ペルー人のチリへの感情はあまり改善されていません。
4) イギリスからチャールズとカミラのカップルがやってきました。イギリスの皇室って何をしているのかよく理解できませんが、両国の親善を願って二人の訪問をお祝いしましょう 。
5) 3月8日は国際婦人ディーで各種の催し物が行われました。サンティアゴのそれにバチェレットも参加し、女性の私はあなたがたとこの日を祝いたいですと女性大統領であることを強調し支援を要請しました。