(経済)

1) 中銀が大幅に公定金利をさげました。まぁ0.5%か1%くらいだと見られていたのになんと2.5%も下げて、4.75%になりました。

「不況が予想されていた以上にひどいので思い切った手を打った」といわれますが、確かに意表をつくものでした。もっともこの大幅金利ダウンが、一般銀行が顧客に貸し出すときに適応されるとは考えられていません。市中銀行はこれからクレヂット・カードなどによる支払いが、続々と回収不能になる可能性が高いと見て、自己安全のため金利をほとんど下げないのではと考えられています。

2) しかしドルが暴落です。チリペソは世界で最もドルに対して切りあがった通貨になっているらしい。とにかく1ドル683ペソまでいったのにここにきて578ペソまで落ちました。たった3ヶ月で105ペソも陥落。
私はアメリカドルに価値はない。したがってチリペソが対ドルで切り下がるのは不自然と思っていましたが、市場はそのとおり反応しましたね。新聞ではドルの需要がさがったからだとしています???

3) バルパライソ港の09年1月の動きは前年同月の27%ダウンとなりました。このため09年に計画されていた港湾業者選定作業は翌年まで延期されそうです。こんな状況でテンダーをしても誰も応札しないと見たのでしょうね。ほかの港もこれに追随しそうです。