(一般)

1) チリが不況に入ったと言うのは、少なくともこの年末年始では確認できません。国中では250万人が移動しましたが、そのうちの100万人は首都圏を脱出し、その多くは第5州の海岸地区を訪問しました。恒例のバルパライソの花火大会はそれを見るための観光客が海岸から丘陵まで空いた所がないほど埋め尽くしました。隣国アルゼンチンからの観光客がチリを目指して押しかけ、入国管理事務所で長い行列。一時はその手続きに3時間もかかり、観光客はあまりの列の長さに怒り狂っていました。

2) ウィスキーの個人消費

   チリでは一人当たり年間にビール34リットル、ワイン15リットルなどのアルコールを消費しますが、ウィスキーはわずか0.3リットルです。これはラテンアメリカではほとんど最低の数字とか。1位のベネスエラはなんとチリの20倍の一人あたり6Lです。チャベスが奨励してるのかな?それともベネスエラではウィスキーが極端に安いのかな?

3) チャイテン火山の噴火は続いていますが、これは間違いなく08年の大トピックスに入りますね。9000年間、活動がなかった火山がこれだけの噴火をするなんて。チリだけでなくアルゼンチンにも大きな被害を与えました。火山灰の下になってしまった町の建設をどこにするかまだ決まっていません。

4) ボリビア政府が古い中古車の輸入を禁止したことから、これに反対する勢力が道路の封鎖などを行い、チリのトラック230台がボリビアに入ったまま戻ってこれません。高地のボリビアで放置された状態のトラックの運転手は宿泊食事施設もなく苦戦中とか。

5) 航空輸送

11月の乗客輸送は国内便は3.7%の増加を見せましたが、国際線は13%も落ちました。その中でも目立ったのはアルゼンチン向けが16%マイナス、スペインが14%、アメリカが13%の減少でした。