(一般)

1) いよいよチリ最大のお祭り、9月18日の建国記念日が近づいてきました。何と、その近辺の日の飛行機は全部満席とか。チリ人観光客がブラジル、アルゼンチンやカリベ海を埋めるわけですね。
しかし景気後退がはっきりしてきて、先が不透明な時期にどうして派手なバケーションをとるのでしょう。
チリ人が言っています。「現金で払えないから、12ヶ月とか24ヶ月払いでパック旅行を買い取り、戻ってきてから、支払いに苦しむんだよ」
なんでそれがわかっていて、派手に休みを取るんでしょうかね??

2) マプチェ問題
しかしマプチェの暴力行動は依然として継続です。今週はテムコで農業経営者の家を襲い、その家屋はほぼ全焼しました。
この問題に関し、政府が対テロリスト政策を適用しないと同地の農業経営者連盟は批判しています。焼き討ちにあった彼は「トランサンテァゴが問題になっているが、トランマプチェもそれと同じくらいひどい」とコメントしていますが、家屋や自動車が消失した損害総額は5億ペソ(1億円!)と見られています。
そのあと、土曜日に木材運搬車に銃弾が打ち込まれ、事件が拡大していることを示しています。日曜日はなんと警察隊と、マプチェグループが3時間も銃撃戦を繰り返しましたが、一人の逮捕者も出ませんでした。テレビのニュースにグル―プが石を投げたり、銃を発砲しているのが撮影されているのに何故逮捕者が一人も出ないのでしょうか?
もちろん歴史的に見れば、チリ南部は全部マプチェのもので、それをスペインが略奪し、独立後はその末裔と後からの移民者がマプチェの土地を継続的に搾取していることははっきりしていますが、それでも500年以上も経ってしまえば、昔の事実があるといっても現行体勢を変えることは現実には不可能でしょう。もちろん彼らが独立を宣言し、チリ政府と戦争をして勝てば別ですが。
で、一部の過激派がこうした事件を起すわけですが、もちろんこの種の事件は世界共通でチリだけではありません。
彼らが極左グループと連絡しているとか、チリ南部にインディオのテロリスト学校があるとか噂されています。

3) iPhoneがチリに上陸
新型の携帯電話ですね。発売は夜中に予定されていましたが、その日の朝早くから物好きな人間が列を作り、一日待ってそれを手にしました。いろんなモードがついていて、しかも容量が大きいので速度が速いのが売り物らしい。私もブラックベリーを使っているが、それよりずっと良いのなか?
しかし何も列を作らなくても翌日、買いに行けばよいと思うのですが・・・