(一般)

1) サンティアゴ区はサーカスに動物の使用を禁止しました。動物愛護の精神からサーカスに動物は使用できないというもので、これではサーカスが成り立ちません。冬に動物の毛皮をつかったオーバーを使用しないようにというのと同じでかな?
確かに動物園でもサーカスでも小さな檻の中で生活する動物が幸せとは思えませんから、同区長の判断は動物にとって喜ばしいことなのでしょうか?

2) そろそろ冬休みが終わりますが、この休みの間に映画館に入った人の数が新記録だったとか。ビデオとかDVDの普及で映画は斜陽とか言われた時期もあったのですが、なんのまだまだ映画の人気は続きそうです
さて20万台の車が休み中、首都から郊外に出たので、それらの車がこの週末大挙して戻ってくるのですね。また交通渋滞が増えるな。

3) しかし悲しいですね。トランサンティアゴといえば、政府の失政の見本のようですが、そのバスにただ乗りしようとしたグループをとがめた運転手が、彼らに殴られ、1ヶ月の闘病の後、死亡しました。しかしサンティアゴの悲しい現実ですね。

4) 引ったくり
この種の犯罪がチリでは頻繁におこっています。私もこの3月、バスに乗るとき財布を引ったくられました。もっとも私の場合は逃げ足の遅い犯人を追跡して、財布の取り戻しに成功しましたが・・・
チリ人はこの特殊な技能をサンティアゴの中心街で学び、腕を上げると欧州に進出するらしい。そこで奪ったものを裏で販売する組織とか、彼らをかくまう組織、また盗品をチリに送る組織もあるらしい。しかしチリの警察もそれほど鈍くはないと言う証拠に、欧州で活躍するチリ人引ったくりグループ(10ほどあるそうですが)のメンバー合計なんと300人を割り出し発表しました。国際警察の助けを得て、早くその300人が逮捕されることを願います。これ以上チリの名を汚す行為は許せませんからね。がんばれインターポール。

5) 先週、チリから日本向けに輸出された豚肉に有害物質が検出されたと報道されましたが、日本に続いて韓国もそれを検出し、輸入禁止処置を取りました。
そうしたら・・・それらの食品は(使用を禁止されている物質を含んだ豚肉)はどこに行くのでしょう。多分チリ市場でしょうね。
つまり私たちがそれらの処理をするわけです。チリ政府が十分な検査を実施しなければ、スーパーマーケットにそれらの肉が並び、少し値段を下げれば何も分からない市民は喜んで買っていくという筋です。大丈夫かなそんなことで?

6) 身長の伸び
   年々チリ人の身長が伸びているそうです。1900年、1950年、2004年の数字が発表されましたが、男性の平均でそれぞれ159、166、172センチと確実に身長が伸びています。
日本の数字も出ていましたが、第2次世界大戦後、なんと10年ごとに4センチの伸びとか。生活慣習の変化が身体に及ぼす影響ってそんなに顕著なんですね。

7) ノーベル平和賞候補にチリ人が
   エッ、誰それ。ラゴス前大統領なんかじゃありませんよ。新聞の見出しには無名のピアノ演奏者が候補にとありました。彼、モラレス(52)はチリでは知られていないピアノ演奏者です。彼は1982年にイスラエルキブツを訪問し、そこでナチの拷問にあった人から話を聞いて、平和活動に目覚め、欧州、中近東で、平和のための音楽を書上げ、無料演奏会を各地で実施しています。これを評価したアラブの国が彼を平和賞に推薦したもの。彼は1992年に中国政府から真の友人賞も受領しているとか。