(政治)

1) メルコスールの総会がアルゼンチンで開催されましたが、注目はボリビア対ペルーになりました。ボリビアのモラレス大統領がペルーはアメリカの基地になるつもりかと厳しく批判すると、これに答えてガルシア大統領は「(先にベネスエラのチャベス大統領にスペイン国王が言ったように)おまえさん、少しは黙ったらどうだい」と、ペルーの国内問題に他国の元首が口を出すのは、隣国ボリビアでなくても批判に値すると厳しく跳ね返しました。モラレルは別にひるむこともなく謝ることなんかないとしています。ボリビアも国内に大問題を抱えているので外交問題に国民の目を向けさせる作戦なのかな?
その後、バチェレットはウルグアイに飛びましたが、ニュースにほとんどなりません。どうしてかな?

2) 国内では与党の最大党たるDC(キリスト教民主党)で次期大統領候補の党内選考がもめています。有力候補は党首のアルベアルと元大統領のフレイですが、激しく争っているようです。どちらも大して魅力のある候補者ではありませんが。もちろん他の党も同じく候補者選びです。

3) 野党最右翼のUDI党員でサンティアゴのレコレタ区の区長が個人情報管理システムの不正契約問題から次期区長選挙に立たない事を公表しました。彼は人気のある区長でしたが、これが最初となって、右翼、左翼とも汚職関連の人間を候補者にしない傾向になりそうです。