(一般)

1)サンティアゴの大気汚染
月曜日と火曜日に雨が降って空気がきれいなったはずですが、金曜日に準非常事態宣言が出て、車の走行規制が大きくなり、排ガス対策車が20%、非対策車は60%の規制となりました。私は毎日会社から街に戻るのにバスを使いますが確かにいつもより早く戻れました。冬が始まったばかりでこの汚染では先が思いやられます。
そうそうアルゼンチンから来る天然ガスが全面的に止まりました。元栓を完全に締めてしまったのでチリには全く入ってきません。どうなるのかな、この冬は。

2)チャイテン火山
噴火が始まって1ヶ月なりますが、依然として火山活動が終焉しません。今週はチリ南部の飛行場が火山灰のため閉鎖された日がありました。またかなり離れたバルディビアの街に火山灰がふり積もって問題になっています
しかし自然の力ってすごいですね。

3)先週のチリの風でもお知らせしましたが、今週も学生と警察の衝突が各地で起こり、多数の逮捕者を出しました。
一部の大学では占拠が継続し、混乱は拡大中です。
これに関連しますが、政府の発表では今年度の全国学力テスト(小学4年生と中学2年生対象)の結果は前年度を凌ぐことが出来ず、学力の上昇を図るためには何をしなければいけないのか問題になっています。同じようなことが昨年の学生デモが最高潮になったとき、取り上げられましたが結局、進歩がなかったことが証明されたわけです。

4)サンティアゴ周辺のスキー場は6月5日が幕開きです。スキー狂の皆さんお待たせしました。

5)チリの風とは関係ありませんが、最近ボリビアで人類最古と思われる足跡が見つかっています。人間の足跡が化石となって残っているそれは「インカの足跡」として知られていましたが、最近の研究でなんと7百万年とか1千万年前のものとされてきました。これが確認されると従来の人類はアフリカで誕生したと言う説が覆り、南米がそれに変わる可能性があるわけです。化石の見つかった場所はチチカカ湖の近くです。