(政治)

1) コデルコの労働争議
しかし労働大臣は政府の方針を理解していないと先週棚上げされた彼が、呼び出され、なんとか穏便に下請け労働者とネゴしてほしいと指示を受けました。どういう理屈かな?
それが効をそうしてなんとか折り合いがつきそうです。つまりコデルコの生産再開が近いのかな。コデルコ総裁は政府内の見解の不一致にはがっかりするとコメントしていますが、誰が主役で誰が黒幕なのか、よく分かりません。

2) 政治家の人気調査
   こんなの日本ではやっていないのではないでしょうか?チリでは毎月のように実施されます。バチェレットの支持率が増加して久しぶりに50%を超えました。何も目を見張らせる快挙がないのに支持率が上がるのは不思議ですが、問題点山積の医療、厚生、犯罪、交通などで新聞沙汰になる事件が起こればすぐにまた急落は間違いありません。
   次期大統領候補です相変わらず野党のピニェラがトップ、2位は与党DCの女性党首アルベアルが占めています。奇妙なことにトランサンチィアゴの失敗からその責任を問われて人気を落としていたラゴス前大統領の人気が回復とか。チリ人も記憶力が悪いものですね。
   ところでアメリカの雑誌タイムズの最新号で世界に影響をもつ100人が発表されましたが、その中に我らがバチェレットが入っていました。すると新聞に投書があって、「世界の見る目は正しい。チリでバチェレットを評価しない人間がいるが、これで彼らは見る目がないことが証明された。」一方、「世界に影響力のある人間とは少なくとも所属する国に多大の貢献をした人間といえるが、バチェレットの場合、全くそれに値しない。したがってタイムズの人選はおかしいのでは?」
どっちが正しいのかな。

3) ボリビア住民投票
   隣国ボリビアサンタクルス州住民投票が実施される5月4日になり極限状態でしょうが、その様子がチリに伝わってきません。イギリス人の女の子がポルトガルで行方不明になった事件は各チャンネルが詳細に報道するのに隣国の一大事件を無視するのは・・・チリ政府の指導のためでしょうか?

4) トランサンティゴ計画
   相変わらず上手くいっていない首都圏の公共運送計画ですが、政府は国会に年間3億4500万ドルの予算承認を要求しました。前回はわずか1000ペソ(200円)しか認めなかった国会ですが、さてどうなるかな?