(一般)

1)青年戦士の日
何だか分かりづらいネーミングですが、1985年左翼の青年(兄弟)が警察と衝突して命をおとした記念日をこうよんで毎年、極左グループと警察隊が衝突しています。今年もこの金曜日、土曜日にこの騒ぎがありました。
日本で昔10・21国際反戦デーがありましたが、そんな類でしょう。
私も毎年札幌の目抜き通りでデモに参加していましたが・・・。
今年は1名の死者と約200名の逮捕者だけで例年のような大規模な衝突はなし。

2)夏時間の終了
  いつもなら3月の中旬に夏時間が終了するのですが、今年は3月末まで延長されました。
  これで今まで、私が朝アパートを出る6時45分は真っ暗だったのが、薄明かりの中となる。しかし戻ってきてから、まだ7時半なら太陽の陽光でトレーニングできたのだが、これからはもう暗いので、公園など、電灯のあるとことでしかトレーニングはできません。
  しかし心配された3月の停電はありませんでした。大統領が根拠無くこの3月に停電があるので準備されたいと言うわけはない。消費が5%下がり、ボルトを下げたことが救いになったと発表されているが、本当かな?
  しかし寒い冬が近づいていますからね。まだまだ心配の種はつきません。

3)交通渋滞
  日に日に交通渋滞がひどくなっていきます。もちろんこれは根拠のある話でチリでは毎日300台の新車が登録されます(それが道路に出るわけです)
  じゃ一月で9千台。毎日渋滞の列が長くなるのは、必然ですね。
  ドルが安くなったので2月の新車輸入は前年対比30%もの輸入増加ですからね。ますます渋滞がひどくなるのは避けられません。
  冬になって大気汚染がひどくなると今年から排気ガス対策車も走行規制が行われますが、(合計120万台の車が首都圏を走っていますが、そのうち98万台が排気ガス対象車)それを準非常事態の日に20%削減にするか40%削減にするかで揉めました。汚染対策には40%のほうが有効ですが、その40%の人がトランサンチィアゴのバスや地下鉄にまわるとただでも混雑している公共交通機関がパンクしてしまうと理由で20%削減になりました。厳しい現実。

4)イースター島
  いつだったか、モアイに落書きした日本人が捕まりましたが、今回はモアイの耳を削ってもって帰ろうとしたフィンランド人がつかまりました。島の飛行場には「この島は島全体が自然博物館になっています。島のものは石、木材の破片を含め、何一つ持ち帰ることは出来ません」と表示しているにもかかわらず、何かしらのものを持ち合えろうとして飛行場で見つかるケースが後を立ちません。今年は既に60件が報告されています。20人の警官が警察犬を使用して観光客の荷物を調べているらしい。
  モアイの耳を持って帰ってどうするつもりだったのかな?
  それから同島が廃品タイヤを海中投棄する計画を発表しました。これに対し、同じ計画がアメリカのフロリダで実行され、投棄された2百万本のタイヤは海中で汚染を誘発し、多大のコストをかけて海中から再度取り出している。同じエラーをチリで犯さないようにとコメントが出ています。
  廃品タイヤをもう一度使用するリキャップ計画が最適ですが、イースター島から本土までの往復運賃費用は高すぎますね。

5)宗教心
  チリの若者(30歳以下)の宗教心が薄れています。1994年の調査で69%が自分はカトリック信者と申告していたのに、それが2007年には56%に減少。逆に無信仰が9%から25%に激増。世界的な傾向かもしれませんが。

6)トンプキンス裁判
  彼の所有するプマリン地区を走行していた車の上に樹齢230年のコイゲの木が倒れ3名が死亡する事故がありました。(2001年)その遺族が彼を訴えていた裁判の初判がでました。それは彼に遺族へ総額8億ペソの支払いを行えとする判決でした。これに対し、彼はこの事故は神の仕業とし、第2審を請求の予定。原生林を切り開いた南方道路ではこの種の事故は将来も避けられないかもしれませんね。