(一般)

1) 飛行機事故の連続
自動車事故は毎日ですが、飛行機による死亡事故はこの数年聞いたことが無かったのですが、今週2機も墜落、多数の死傷者を出しました。
最初の方は過去30年で最悪と言われる事故でサンティアゴ市内のトバラバ空港から飛び立った警察軍のセスナがなんと区役所広場で体操のクラスを実施中の生徒の上に墜落。乗務員と受講者が死亡し、合計11名。
この事故でこの飛行場の存続が問題になっています。住宅地の真ん中にあるこの飛行場は(もちろんこれが出来た当時は周りには住居はほとんど無し)過去にも軽飛行機が墜落する事故を起しており、住民から存続拒否の声がありました。今回の事故でこの飛行場を閉め郊外の空き地に移転されることになるでしょう。この土地を高値で売れば、その10分の一の金額でもっと広大な土地が買えるのですから。
しかし市民体操教室で死亡した生徒はまさか飛行機が空から落ちてくるとは思わなかったでしょうね。(生徒はほとんど年長の女性でした)
もう一つは南部で起こり、軽飛行機の乗員全員が墜落のため死亡。

2) TVデジタル放送
新聞の論調に「1999年に最初の議論が始まり、これまで何度も決定がされずに先送りになっている」チリのTVデジタル方式決定について疑問が出されました。それによると日本、欧州、米国の3方式が争っているが、最終的にはどの方式を採用しても大きな変化はないとしています。つまり技術的な問題より政治的な問題と言うわけです。もちろん新方式の採用により、機械の変更に関する多大な投資(消費)が見込まれる一大選択で、決断力に欠けるバチェレットがこれにしようと鶴の一声をだすわけがありません。この3月に決定すると言う声もありますが、無理でしょう。

3) チリ北部の第1州で8千年前の矢じりなどが発見されました。カトリカ大学チームのコメントとして、発見されたものはまだ少ないが、少なくともここに人間が生息し、ワナコなどの動物を追って(飼って)生活していた事実は大きいとしています。8千年前と言うのはすごい。
そうそうペルーでも5500年前と見られる円形の広場(劇場)が発見されました。リマ北方300キロのカスマで、写真を見ると確かに石段のついた立派な建築物。これまで一番古いと思われていたチャビンが3000年前ですからね。この発見は大きな意味があります
   エジプトが世界で一番古い。他は全部それより後の文明と思っていましたが、このアンカシュ県のカスマ遺跡の発掘が進めば私も考え方を変えなければなりません。考古学って面白いですね。今までの定見がころっと変わるのですから。