(政治)

1) しかし波乱があったのは経済関係で政治のほうは夏休みの感じ。
なんだか去年の復習と言った感じですが、現在、裁判所で審議中の政治関係マタ―は選挙資金の不正流用、国鉄赤字垂れ流しの責任、刑務所からの不正給料支払い問題です。もうどこからでも金を引き出して、それをポケットに入れる風習が現政権の一部にあるわけですね。悲しい現実。
そうそう、その国鉄問題で起訴されている元総裁はキリスト教民主党の党員でしたが、今週その資格を停止されました。DCも彼をしっかり調べるつもりかな(まさか?)

2) ペルーとの海域問題は欧州の国際法廷で審議されますが、現在進行中のチリーペルー両国の自由貿易協定とか、最近発効された(ペルー)不法移民の合法化問題などを含め両国の関係に波風が立つのは避けられなくなっています。最悪の場合、国境封鎖や外交関係断絶などが考えられますが、まさか武力衝突など戦争騒ぎにはならないでしょうね。

3) それより国内のマプチェ問題ですね。あいかわらず国内ではマプチェ支援グループと警察との衝突が続き、海外でもギリシアでマプチェ支援グループがチリ大使館の車を襲撃する事件がおきています。
この問題が他の事件と違うのは、普通の犯人は警察から逃げようとしますが、彼らは警察(警官、派出所)を全く苦にせず正面から向かっていきます。刑務所に入れられているあるマプチェ事件の女性はハンストを続け、彼女を支援する声が高まっています。政府は彼女に刑務所から病院に移るように薦めていますが、彼女はそれを蹴って即時釈放を要求しています。しかし信念を持ったグループというのは強いですね。
この日曜日、コンセプシオンの大聖堂に立てこもったマプチェ支援グループが警官により大量に逮捕されましたが、しばらくすると保釈されています。もうどの地区でどんな衝突があるのか予測もできません。