１） 物価上昇率
他の南米諸国に比してチリの物価は落ち着いていると言うのが通説でしたが、それが変わってきています。07年の物価上昇率は最終的に7.8％になりました。過去12年間で最悪の数字。経済成長が伸び悩んでいる中で物価上昇が進んでおり、政府・中銀はこれにどう対処するのか？
金利を上げる、企業の国際競争率を上げるなどの手が言われていますが、・・・しかし皆を納得させる手があるのかな？
目標は09年に何とか以前の３％に戻ることです。
２） 原油の価格が１バレル100ドルを突破しましたが、これはチリ経済に打撃です。もっとも原油価格が上がっているのかドル価格が下落しているのか分からず、原油価格をドル表示から他の通貨に切り替えれば混乱は収まるかもしれませんね。08年の中国の消費量がどうなるかでこの先の原油価格は大きく変化するでしょうが。
