(一般)

1)平均年齢の上昇
チリ人(男女)の平均寿命は78.3歳で世界27位、アメリカ(77.9歳)を凌ぎました。その統計では日本がトップで82,3歳とか。
バランスの取れた食事と適宜なスポーツが寿命を増やすカギらしい。食事のバランスでは塩分を取りすぎず、砂糖を取りすぎずとか、肉類の摂取を抑え、野菜果物を増やすとかいろいろありそうですね。

2)クリスマスが近づいて町は買い物客でごったがえしています。人ごみが嫌い、買い物が好きでない私にとって最悪の季節。しかしショッピング・モールにはたくさんの人があふれています。売れ行きは順調そうです。
それがすむと大晦日の花火大会がチリの話題。第5州の海岸はバルパライソ、ビーニャそれにコンコンの三つの街が一つになって南米最大の花火大会を実施します。それを見るため首都圏から大勢の観光客が訪れますが、それを目標にホテル、レストランなどは大宣伝をして勧誘中。一番場所の良いシェラトンホテルでは夕食を入れて一人一泊16万ぺソとか。日本並みの値段ですね。

3)地震が話題になっています。北部のトコピジャ、中央部のコンコン、そして首都サンティアゴ地震が散発しています。新聞のトップにテントを張って空き地で寝るコンコンの人々の写真が出ました。
先日大地震のあったトコピジャではクリスマスまでに2600軒の緊急住宅を被災者に渡すことが出来そうとか。チリも結構やりますね。
でもこれだけ地震がチリ各地で続くということはよほど地中に高まったエネルギーがあるのでしょうね。そのエネルギーを有効利用して発電ができると2008年問題が解決できるのですが・・・
サンティアゴの大地震も避けられないでしょうが、できれば週末の昼間にしてもらいたいですね・・・・

4)銀行幹部の女性が誘拐され殺害されました。しかしチリにも誘拐産業が活発になってきましたね。殺された女性は誘拐されたことを携帯電話で外部に通報していますが、5千万ペソの身代金が払われる前に殺害されたもの。もうテレビも新聞もこの事件の報道が中心です。

5)大学入試の結果が発表されました
個人の得点のほか、どの高校が共通入試で高い得点を上げたかのランキングも発表になりましたが、とにかく私立高校が上位をしめ、公立では第15位がトップ。チリの1位2位をラス・コンデス区にある学校が占めたのを始め、首都サンティアゴが上位を独占。私立と公立、首都と地方の格差が明確になっています。
その獲得した得点を見ながら大学の入学手続きが始まりました。

6)日本が捕鯨中止
日本が世界の世論に屈してシロナガスクジラ捕鯨を中止したと環境保全省の大臣ウリアテはモネダ宮殿前でおこなわれた「チリをクジラ保護の聖域に」とするデモに合流し大喜び。世界のクジラの50%はチリ海域で成育しているとし、日本の捕鯨中止発表はうれしいが、まだ日本が何を考えているか分からないのでむやみに喜ぶのはいけないとコメント

7)自殺が倍増
95年から05年の10年間でチリの青少年の自殺が倍増しました。10―14歳の例では14件から39に増加、15―19歳では52例から130例。また20―29歳の場合、239から353人に増加しています。私がチリについた30年前はチリに青少年の自殺はほとんどなかったと記憶しています。日本と違って受験などストレスのない国だなと思っていました。でも最近は先進国化してきたのですね。