(経済)

1) 株式市場の動き
   今年下半期の結果ですが(7月から11月まで)一番好調なのはブラジルで16.4%アップ。アメリカのダウジョーンズは0.3%のダウンでほぼ動きなし。不調側では、チリは7.7%のダウン,日経は12.6%のダウン。こんなところで日本とチリが競り合うのはやめてほしい。

2) エネルギー問題
   他の南米諸国(ブラジル,アルゼンチン,ベネスエラなど)と違ってエネルギー源に弱点をもつチリですが、ブラジル最大の電力会社EBXがチリに石炭による発電施設を建設すると発表されました。発電所は第3州コピアポ近くに建設され1400Mワット規模で20億ドルの投資で行われとか。

3) 家屋価格の上昇
   この5年間で首都圏の平均価格は28%アップしましたが,それはその間の物価上昇率13%をはるかに上回ったものです。マンションの方はそれほど派手には上がっていません。しかし家屋の購入には銀行などからの借り入れが必要ですが、その現在の借金合計は国民総生産の22%になり、過去20年の最高らしい。こうした借金が増えるのはチリ経済にとって良いことなのか悪いことなのか?