(政治)

1)国会での乱闘騒ぎ
野党議員が与党議員を国会で殴って大騒ぎ。日本でもよく?ある話ですが、その日、国会でボクシングは野蛮なスポーツだからチリで禁止にしようという法案が出ており、夜のニュース番組でさんざん馬鹿にされていました。

2)国会議員の汚職事件
車検工場関連の汚職事件で有罪になった国会議員のことは既にチリの風に書きましたが、そいつらが何と、執行猶予か何かで逃げ切りをはかりそうです。しかし三権分立はどうなったの?政府が笑いをこらえているのが見えるようです。上手くいったというところでしょう。 

3)外交問題
しかしここでも笑ってしまった。ペルーとボリビアの大統領がペルーの港町イロで面談し、その後海岸まで赴き、服を着たままジャブジャブと海の中に入っていく。海の水をすくってから握手をしてボリビアの海の回復を願うジェスチャー。しかしね。
この商談で、ボリビア天然ガスはペルーのイロ港経由で北米に輸出することになったらしい。しかし聞いていて良く分からないのは、ボリビア大統領がここから輸出する暫定契約に締結したが、それはチリ側がボリビアの海提案を受けないからだといまだにガスと海の交換を引きずっていることだった。チリはすっきりと、それはないとしているのに。
チリの風ではボリビア天然ガスはチリ経由でもペルー経由でもどちらからでも輸出してこそ価値があるとしている。天然ガスボリビアのもの、誰にも渡さないと言う一部ボリビア人の意見には組しない。ただチリ経由の方がボリビアにとって利益が多く出るのは明白なのだが・・・
ところで、そのペルー政府のメンバー(最初は国防大臣、ついで副大統領)がチリとの国境問題で武力の行使もありうると強気発言。国民の信頼を全く得ていないトレド政権はボリビアと同じく反チリが国民の愛国心をくすぐる唯一の方法なのだろうか。かわいそう。